海外の妙な飲み物たち ver.お米
掲載日:2016年7月28日




南の島のライスミルク


前回は北海道の名物ガラナを紹介したわけですけれども



北の大地を紹介したら



南の島も紹介するのが必然
(そんなことはない)


今回は、かつて琉球王国の繁栄があった南国・沖縄県の珍しいやつを飲みます。

北海道もそうだったんですが、本州の海の外というガバガバな基準を使えば、沖縄も「海外」なので問題ありません(強引)








近場の沖縄アンテナショップに売っていたこのドリンク

そのパッケージに映る文字の数々をご覧ください



飲む極上ライス


飲む玄米



米であることを全面に押し出しています。
にわかに流行りつつある(のかどうか実際わかりませんが)、ライスミルクという種類の飲み物ですね。
ライスミルクというのは、お米を原料にして作られるドリンクだとか。


これは別に流行りに乗じて作られたものではなく、沖縄県内ではメジャーな缶ジュースだそうで。ジュース? いや米だな





■ミキ





『飲む極上ライス ミキ』


中身が全然想像できない。米で作られているのはわかる。そりゃあライスミルクですし。
原材料は「砂糖、うるち米、もち米、大麦、乳酸」穀物オンパレードです。

開封してグラスに注いでみますが、この色!
白とブラウンの中間に、小さな黒い粒が混ざっている姿はパッと見で板コンニャクみたいな感じ。でも香りは米。


そして飲んでみると……







あ 甘い!!







甘い!!!!!







ものすごく甘いです。たしかに米の味はしますけれど、それ以上に砂糖が押し寄せてくる。これがライスミルクか!!
ジュースというか、もはや水飴とかその領域。しかも粘性が強くて結構ノドに残る

塩辛い食べ物を食べた後にはちょうど良いかもしれません。単品で飲むとなかなか……


これがあと3本あるんですけどね





■ミキ 黒糖玄米





上で飲んだミキの別バージョン

砂糖を黒糖に、米を玄米に変えたその名も「黒糖玄米」! そのまんま!
沖縄県特産の黒糖に加えて玄米までプラスした健康志向な一品



色は……薄茶色……


黒糖玄米という茶色ペアを使っているからか、色もなんかもうすごい


そしてまず特徴的なのは、この香り!


ミキが砂糖と米のニオイだったのに対して、黒糖玄米は妙に薬のような香りがする……
何だろうと思ったら、原材料が違っていました
通常版のミキとは違い、これは「玄米、黒糖、砂糖、しょうが、食塩」といったラインナップ。このショウガの香りが追加されていた!


味の方はというと、意外にショウガ成分は少ない。ぶっちゃけ最初はその香りからスジョンガを想像していました。
むしろ黒糖の甘みで通常版よりも米味がマイルドになっており、その後からうっすらとショウガ味がする程度。

なかなか味のバランスが取れています。

通常版ミキよりも結構おいしくて好きですね、これは。





■ウコン入り ミキ





前述のミキのさらなる別バージョン

黒糖玄米と来て次はウコンですよ! 健康生活待った無し!


ウコンといえば、カレーに使われる黄色いあれ。ターメリックとも呼ばれていますね。
二日酔いにに効果があるとかで「ウコンの力」等の栄養ドリンクにも使われている、あのウコンです。

余談ですが、ウコンは漢字で「鬱金」と書くそうで。カッコイイですね。



原材料は「砂糖、うるち米、もち米、大麦、ウコンエキス、乳酸」と、通常版ミキウコンエキスを加えただけのマイナーチェンジ。黒糖ほどは変わっていない。



早速グラスに入れてみますが 黄色い!



ウコンが入ったことによる黄色とミキの白濁色が混ざり、淡い黄色に!
しかもミキ同様に米か麦の黒い粒が浮かんでいるので、パッと見はカスタードクリームにしか見えないという不思議



味は……ミキと同じですね。そりゃあ材料がほぼ同じですから



ただ、飲んだ後に遠くのほうでウコンの味がするような、しないような……米の味が強くてわからん!





■紅いも






米、玄米、ウコン と続いた今回のレビュー

さて、どんじりに控えしは紅イモにござい! 名前がシンプル!


これはミキのバージョン違いということではなく、別商品です。

でも作っている会社が同じということと、材料的にミキとそんなに大差無いので一緒に紹介。




グラスに注いでみますと、てっきり紅イモを使っているからがかっているのかと思ったらそんなことはなかった




白い





さすがに予想を裏切られた。しかもこれ、ミキ以上に白い。

まぁただ白いだけじゃなくて他のミキ同様に米を思われる黒い粒が混ざっているので真っ白ではないですが
それでも上で飲んだ3つ以上に特色の無い色なのは意外。


原材料が「砂糖、米、べにいも、もち米」 材料的にも紅イモと銘打っているわりに、紅イモの優先度が低い
紅イモジュースではありません。米と砂糖と芋のジュース。



肝心の味はミキとほぼ同じです。砂糖と米がメインなので、必然的にそうなっちゃうのかもしれませんが。紅イモ入っている意味無いんじゃないコレ……?





■まとめ


沖縄県ではメジャーな飲み物だということらしい、このミキ

ガラナと違ってこれの存在はまったく知りませんでした。
結局のところアンテナショップにふらっと出向くことが何よりも重要なのだと再認識。


黒糖玄米ウコン紅イモも、総じてかなり甘いのですが、沖縄ではこのような甘みが強いドリンクが好まれる傾向があったり無かったりするのでしょうかね?

北海道に知り合いはいますが、沖縄にはいないので確認し様が無い。


個人的には上記した通り黒糖玄米がお気に入り。そもそも自分は甘いものがそこまで好きではないため
ただ甘いだけよりも、ほど良い甘さくらいが結構好きです。


さて、北海道も沖縄もネタにしたから、そろそろ本当に海外の飲み物に戻らなければ……。




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