天使の笑顔の真相 |
掲載日:2009年12月27日 |
■森永チョコレート。Project:Angel Smile
Sweet7の次のチラ裏の次がチョコレートだなんて、必然っぽいですがまったくの偶然です。
今回は、お菓子売り場で見かけた森永チョコレートの話をしましょう。
森永チョコレートのCMと言えばアレですね。
チョッコレイト〜、チョッコレイト〜、チョコレイト〜は〜
チョコレイト〜は〜
チョコレイト〜は〜……
グ・リ・コ
そんな百円均一で見つけた森永のチョコレート
一見するとただの森永板チョコレート
しかしパッケージをよくよくご覧ください
ニタァ……
……なんだこれは!!
この言いようの無い恐怖感は、なんだ?
只者じゃない。大した奴だ……
明らかにただチョコレートを食ってるだけのヒトだと思うのですが、不思議と口の周りに血をベタベタつけながら人肉を屠る食人族にしか見えません。
笑い顔が心の何かを煽っておられる。
さらに、パッケージ上部にはこんな表記が
『ポスターアートの巨匠 サヴィニャック限定パッケージ』
下部には
『エンゼル・スマイル・プロジェクト』
どうやら、これは何かのキャンペーンの一貫としてのパッケージみたいですね。
これを描いたサヴィニャックさんとは一体誰なのか?目的はチョコレートを媒介とした恐怖政治の流布か?
せっかくなのでこれの真相を追ってみたいと思います。
■サヴィニャック氏を追え!
Wikipediaにすら登録されてません。
しかし、名前を調べるといっぱい出てきます。おういうことなの……。
どうやら自分が知らなかっただけで結構有名な人みたいです。
全国のサヴィニャックファンの諸兄ら、すまなかった。でも知らないもんは知らねーんだって
彼についての詳しい説明がUtrecht[ユトレヒト]さんのページに載っていたので、そこから抜粋して書きます。
Raymond Savignac (レイモン・サヴィニャック,レイモン・サビニャック) 【プロフィール】 1907年フランスに生まれる。アールデコの巨匠カッサンドルに学び、モンサヴォンで一躍有名なポスタリストに。 50年代から60年代にかけての企業広告デザイン旋風の最中にアンドレ・フランソワと同門で、フランスポスター界の重鎮の座を二分にしていました。 ミシュラン、エアー・フランスや日本でも牛乳石鹸や森永チョコレート, サントリー、豊島園などのポスターなど、身近なものも手掛けてます。 サヴィニャックの自宅もある、パリから車で3時間ほどの小さな港町トゥルービルのカフェや港の旗などあちこちに、”サヴィニャックデザイン”が溢れているそう。 2002年10月28日、天に召されました。享年95歳。 |
……なるほどなるほど。色々わかりましたね。要約すると
・知る人ぞ知るフランスポスター界の巨匠
・世界各国で様々なポスターをデザイン
・とりあえず天才
とそんな感じでしょうか。
コピーライター糸井重里さんのホームページでは、サブコンテンツの一つとして長期にわたり特集と組んでいたようです→http://www.1101.com/savignac/index.html
こちらの方はサヴィニャック氏の偉業や軌跡、作品に対する話が載っています。
上記のコンテンツ「今までのサビニャックさん」の第五回目にこのチョコレートの絵が『ショコラ・トプレ』というタイトルだということもわかりました。
ショコラ・トプレの絵にも紆余曲折の歴史があって驚きます。とりあえずこの特集は見るべきですわ。
■インパクトのあるパッケージを生かしてみた
見つめています。あなたのことを……
全国のサヴィニャックファンの諸兄ら、すまん。